COLUMN

髪の正しい乾かし方|ツヤとまとまりが変わる7ステップ

目次

 

髪の正しい乾かし方|ツヤとまとまりが変わる7ステップ

「ちゃんと乾かしているのに、なぜか広がる」「朝起きると毛先がパサついている」——そんなお悩みは、毎日のドライヤーの順番と風の当て方を少し変えるだけで、ぐっと改善することがあります。

結論からお伝えすると、髪は『根元→中間→毛先』の順に、上から下へ風を当てて乾かすのが基本です。さらにタオルドライと仕上げの冷風を加えた7ステップを身につけると、翌朝のまとまりとツヤが変わってきます。

この記事では、毎日のバスタイム後に取り入れられる正しい乾かし方を、美容師の視点から手順ごとにわかりやすく解説します。

髪の正しい乾かし方【早見表】7ステップで全体像をつかむ

まずは全体の流れを一覧でつかんでください。順番を意識するだけでも、仕上がりは変わってきます。

ステップやることポイント
1タオルドライこすらず、押さえて水気を吸わせる
2洗い流さないトリートメント中間〜毛先中心になじませる
3粗めのコームで整える毛先から少しずつ絡まりをほどく
4根元を乾かす指の腹で頭皮を動かしながら
5中間を乾かす上から下へ、キューティクルに沿わせて
6毛先を整える8割乾いたら、軽く伸ばすように
7冷風で仕上げキューティクルを引き締めてツヤを出す

所要時間の目安

髪の長さや量によって変わりますが、ひとつの目安として以下を参考にしてください。

  • ショート:約5分
  • ミディアム:約7〜10分
  • ロング:約10〜15分

「面倒だから」と途中でやめてしまうと、半乾きのまま寝ることになり、かえって髪を傷めてしまいます。タイマーを使って、目安の時間まできちんと乾かす習慣をつけたいところです。

なぜ乾かし方で仕上がりが変わるのか|濡れ髪のしくみ

順番を覚える前に、なぜ濡れた髪の扱い方が大切なのかを少しだけ知っておくと、毎日のケアの精度が変わります。

濡れた髪は摩擦に弱い

髪の表面には、うろこ状のキューティクルがあります。濡れているときはこのキューティクルが開いた状態になり、ちょっとした摩擦でも傷つきやすくなります。タオルでゴシゴシこすったり、濡れたまま髪をかきあげたりすると、ダメージが蓄積していきます。

自然乾燥が広がり・うねりにつながる理由

「忙しいから自然乾燥でいいかな」と思いがちですが、これは髪にとっても頭皮にとってもおすすめできません。濡れたままの時間が長いほど、キューティクルが開いた状態が続き、水分が抜けすぎて広がりやうねりの原因になります。また、頭皮が湿った状態だと雑菌が繁殖しやすく、においの原因になることもあります。

熱の当てすぎが乾燥を招く仕組み

一方で、ドライヤーを至近距離で長時間当て続けるのも逆効果です。髪内部の水分まで奪われると、パサつき・広がり・カラーの褪色につながります。「乾かしすぎない」というのも、実は大切なポイントです。

乾かす前の準備|タオルドライと洗い流さないトリートメント

ドライヤーを当てる前のひと手間で、仕上がりの差はかなり生まれます。急がば回れの工程です。

タオルドライは『こすらず、押さえる』

タオルを髪に当てたら、左右にゴシゴシ動かすのではなく、両手で挟むように押さえて水分を吸わせます。頭皮はタオル越しに指の腹で軽くマッサージするイメージで。これだけでドライヤー時間が短くなり、摩擦によるダメージも減らせます。

洗い流さないトリートメントの適量と付け方

アウトバストリートメントは、中間〜毛先を中心になじませます。根元や頭皮にはつけないようにしてください。ベタつきや頭皮トラブルの原因になります。

  • ショート:1プッシュ程度
  • ミディアム:1〜2プッシュ
  • ロング:2プッシュ前後

手のひら全体に伸ばしてから、毛先→中間の順に握り込むようになじませると、ムラなく行き渡ります。

粗めのコームで絡まりをほどく

濡れた髪は引っ張られると切れやすいので、目の粗いコームで毛先から少しずつ絡まりをほどきます。いきなり根元から梳かさないことがポイントです。

ドライヤーの正しい当て方|根元→中間→毛先の順番

ここからが本番です。順番と風の向きを意識するだけで、仕上がりは大きく変わります。

1. まずは根元から。指の腹で頭皮を動かしながら

髪は根元が一番乾きにくい場所です。最初に根元、特に襟足や後頭部から乾かし始めます。指の腹で頭皮を軽く動かしながら、根元に風を入れていくイメージです。

2. 風は上から下へ。キューティクルの流れに沿わせる

キューティクルは根元から毛先に向かって生えているため、風も上から下に当てるのが基本です。この向きを意識するだけで、表面のツヤ感がまったく違ってきます。

3. 8割乾いたら中間〜毛先へ

根元と中間が8割ほど乾いてきたら、毛先に移ります。毛先は乾きやすく、傷みやすい部分なので、最後に短時間で仕上げるくらいでちょうどよいです。同じ場所に温風を当て続けず、2〜3秒で動かしましょう。ドライヤーは髪から10〜15cm離すのが目安です。

4. 最後は冷風でキューティクルを引き締める

全体が乾いたら、最後に冷風を上から下へ当てます。開いていたキューティクルが引き締まり、ツヤとまとまりが出やすくなります。地味な工程ですが、ここをやるかどうかで翌朝の手触りが変わります。

やりがちなNG習慣|その乾かし方、髪を傷めているかも

つい習慣でやってしまいがちな、髪にとって負担の大きい乾かし方をまとめます。当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

自然乾燥のまま寝てしまう

濡れたまま寝ると、枕との摩擦でキューティクルが大きく傷みます。寝ぐせも強くつきやすく、翌朝のスタイリングにも余計な時間がかかります。

下からあおるように乾かす

ボリュームを出したくて下から風を当てる方もいますが、これはキューティクルを逆立たせる動きで、うねり・広がり・パサつきの原因になりやすい習慣です。

毛先からドライヤーを当ててしまう

乾きにくい根元を後回しにすると、毛先だけが乾きすぎてダメージが進みます。順番は必ず「根元→中間→毛先」と覚えてください。

至近距離で長時間あて続ける

早く乾かしたくて髪に近づけたまま動かさない当て方は、熱ダメージとカラー褪色の原因になります。10〜15cm離して、こまめに動かす——これが基本です。

髪質・長さ別の乾かし方のコツ

基本の7ステップを押さえたうえで、ご自身の髪質に合わせて少しアレンジすると、仕上がりがさらに変わってきます。

くせ毛・うねりが気になる方

くせ毛の方は、根元の方向づけが大切です。生え際を指で軽く引っ張りながら、根元にしっかり風を入れて乾かします。中間〜毛先は手のひらで挟むようにして、上から下へ風を当てて伸ばすように整えます。

ボリュームが出にくい・ぺたんとしやすい方

分け目と逆方向から根元を起こすように乾かすと、自然な立ち上がりが出ます。最後に分け目を戻し、冷風で形を固定するとふんわり感が続きやすくなります。

ロング・毛先がパサつきやすい方

毛先は最もダメージを受けやすい部分です。洗い流さないトリートメントを毛先中心にしっかりなじませ、ドライヤーは「乾きすぎる前に終わる」くらいがちょうどよいです。

白髪染め後・カラー後のデリケートな髪

カラー直後はキューティクルがまだ不安定な状態です。高温の風を長く当てると褪色が進みやすいので、低温・短時間を意識してください。冷風の仕上げも、色持ちのうえで効果的です。

美容室でできるホームケア提案|頭皮環境とドライヤーの見直し

毎日の乾かし方を整えても、頭皮環境や使っている道具が合っていないと、なかなか変化を感じにくいことがあります。サロンでできるサポートも上手に活用したいところです。

頭皮の状態に合わせたヘッドスパで土台を整える

頭皮の乾燥や毛穴の詰まりが気になる方は、定期的なヘッドスパで土台から整えるのもひとつの方法です。頭皮環境が整うと、髪のハリ・コシ・ツヤの感じ方が変わってきます。

担当美容師に合うドライヤー・ブラシを相談する

市販のドライヤーやブラシは種類が多く、何を選べばよいか迷いがちです。髪質や長さを知っている担当美容師に、合うものを相談していただくのが近道です。

定期的なトリートメントで乾燥対策

ホームケアだけでは補いきれない内部補修は、サロンでのトリートメントで定期的に整えると、ドライヤーのダメージにも強くなります。

なお、頭皮のかゆみ・赤み・抜け毛などが続く場合、美容室は頭皮環境を整えるお手伝いはできますが、医療行為や診断は行えません。気になる症状が続くときは、皮膚科などの専門医にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 髪を乾かすのに最適な時間はどれくらいですか?

髪の長さによりますが、ショートで約5分、ミディアムで7〜10分、ロングで10〜15分が目安です。早く済ませるよりも、根元までしっかり乾かすことを優先してください。

Q. ドライヤーの温度は高温と低温、どちらがいいですか?

根元〜中間は温風でしっかり、毛先と仕上げは冷風、という使い分けがおすすめです。最近のドライヤーは温風と冷風が自動で切り替わるモードもあるので、活用してみてください。

Q. 半乾きで寝るのはやはりよくないのでしょうか?

はい、おすすめできません。枕との摩擦でキューティクルが傷みやすく、頭皮の蒸れによってにおいやかゆみにつながることもあります。短時間でも、根元までしっかり乾かしてから就寝してください。

Q. タオルドライだけで自然乾燥するのはダメですか?

濡れている時間が長いほど、髪も頭皮もダメージを受けやすくなります。タオルドライで水気を取ったあとは、必ずドライヤーで仕上げるのが望ましいです。

Q. くせ毛でもブローなしでまとまりますか?

くせの強さによりますが、根元の方向づけと、上から下への風の当て方を意識するだけでも、まとまりは大きく変わります。仕上げの冷風も忘れずに取り入れてみてください。

まとめ|毎日の3分が、明日の髪を変える

髪の乾かし方は、「タオルドライ→洗い流さないトリートメント→根元→中間→毛先→冷風」という順番を守るだけで、ツヤとまとまりが変わってきます。下からあおる、毛先から乾かす、自然乾燥のまま寝る——こうしたNG習慣を見直し、毎日3分の意識を変えるだけで、翌朝の髪は少しずつ整っていきます。

iBRO GROUP(Hair Studio CLiC・Hair Art dix・ring Hair Haus・白髪染め専科8)では、お客様一人ひとりの髪質や頭皮の状態に合わせたヘッドスパやトリートメント、ホームケアのアドバイスをご提案しています。千葉市・市原市・佐倉市・茂原市の各店舗で承っていますので、髪のパサつきや広がり、乾かし方が気になる方は、お気軽にご相談ください。

TOP