COLUMN

梅雨時期の髪の広がりを抑えるには?原因とタイプ別の対策【美容師が解説】

目次

梅雨時期の髪の広がりを抑えるには?原因とタイプ別の対策

「梅雨になると、朝セットしても昼には広がってしまう」「雨の日は外に出るのが憂鬱なくらい、髪がまとまらない」——梅雨の時期になると、こんなお悩みが美容室にもぐっと増えます。

気象庁は6月7日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。まさに今、スタッフ一同も「今年の梅雨はどうかな」とドキドキしながら皆さんのご来店をお待ちしています。湿気と髪の広がり対策、一緒に乗り越えましょう!

結論からお伝えすると、梅雨時期の髪の広がりの主な原因は「湿気による水分の過剰吸収」です。髪は湿気を吸うと膨張してうねる性質があり、特にくせ毛やダメージを受けた髪はその影響を受けやすいと言われています。ただし、広がり方のタイプによって効果的な対策は異なります。

この記事では、千葉県内でヘアスタイルのお悩みに日々向き合う美容師の視点から、髪が広がる仕組みから、タイプ別の対策、やってしまいがちなNG習慣、そして美容室でできる本格的なケアまで、わかりやすく解説します。

【早見表】梅雨の髪の広がり:タイプ別の原因と対策

広がりのタイプ主な原因まず試すべきホームケアサロンでの根本対策
うねり・波状に広がるもともとのくせ毛+湿気ヘアオイルで湿気をブロック縮毛矯正
ふわふわ・ボリュームが出すぎる細毛・軟毛が湿気で膨張ミルク・クリーム系で重さをつけるストレートパーマ
チリチリ・パサついて広がるダメージでキューティクルが乱れている補修・保湿トリートメントを見直す髪質改善トリートメント

なぜ梅雨になると髪が広がるのか?仕組みを知る

髪の構造と水分の関係

髪の表面は「キューティクル」と呼ばれるうろこ状の層で覆われています。キューティクルは健康な状態では閉じていますが、湿気を含むと水分を吸収して膨張し、内部の繊維(コルテックス)が不均一に膨らみます。この膨らみ方の差が、うねりや広がりとなって現れると考えられています。日本の梅雨は湿度が70〜90%に達することもあり、朝にきれいに乾かした髪でも、外出後すぐに水分を吸い始めてしまいます。

くせ毛・ダメージ毛が特に影響を受けやすい理由

もともとくせ毛の方は、毛穴の形や髪の断面が歪んでいることが多く、水分の吸収ムラが起きやすい傾向があると言われています。そのため、湿気に反応してうねりが強調されやすくなります。また、カラーやパーマを繰り返した髪はキューティクルが傷んでいるため、湿気を防ぐバリア機能が低下し、広がりが出やすくなります。

【タイプ別】あなたの「広がり」はどのタイプ?

うねり・波状タイプ

雨の日に髪がS字やZ字にうねって広がるのが特徴です。もともとの波状毛(くせ毛)に湿気が加わって強調されているケースが多く見られます。スタイリングで一時的に抑えても、昼〜夕方にかけて戻ってきやすいのがこのタイプです。

ふわふわ・ボリュームアップタイプ

細い髪・軟毛の方に多いタイプです。湿気を吸った髪が膨張し、シルエット全体がもわっと広がります。うねりよりもボリュームが出すぎることが問題で、適度な重さを与えるスタイリングが有効です。

ダメージによるパサつき・チリチリタイプ

ブリーチや繰り返しのカラー・パーマで傷んだ髪に起きやすいタイプです。キューティクルが剥がれた状態になっているため、湿気を吸いやすく、かつ水分を保持できずパサつきと広がりが同時に起きます。補修・保湿を重視したケアが優先です。

今日からできる梅雨の髪広がり対策5つ

1. シャンプー・コンディショナーを見直す

梅雨の時期は、保湿・補修成分が配合された「ダメージケア系」または「うねり・くせ毛対応」のシャンプーへの切り替えを検討してみてください。洗浄力が強すぎるシャンプーは必要な油分まで取り除いてしまい、乾燥によるパサつき広がりを招くことがあります。コンディショナーは毛先〜中間を中心に、たっぷりなじませてから洗い流すと効果的です。

2. タオルドライは「押さえる」だけにする

タオルでゴシゴシこすると、すでに湿気で開いているキューティクルをさらに傷めてしまいます。タオルで髪を挟んで、上から優しく押さえるようにして水分を取ってください。このひと手間が、その後の乾かしやすさを大きく変えます。

3. ドライヤーは上から下へ、根元から乾かす

自然乾燥は梅雨の広がりを悪化させる最大の原因の一つです。濡れた髪はどんどん湿気を吸収するため、できるだけ早くドライヤーで乾かしましょう。風は上から下に向け、キューティクルの流れに沿わせることで表面がなめらかに整います。根元から乾かし始め、8割程度乾いたら中間・毛先へ移るのが基本です。

4. アウトバストリートメントで湿気をブロック

ドライヤー前に洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を使うと、髪の表面に膜を張り、湿気の侵入を防ぐ効果が期待できます。うねりが気になる方にはオイルタイプ、ボリュームを抑えたい方にはミルクやクリームタイプが合いやすいと言われています。

5. スタイリング剤で「蓋」をして仕上げる

最後の仕上げにスタイリング剤を使うことで、外出後の湿気の侵入を防ぎましょう。ヘアオイル・ヘアバーム・ワックスなど選択肢はさまざまです。毛先から中間になじませ、表面をなでるように整えるのがポイントです。根元につけすぎるとベタつくため、量は少量から調整してください。

やってしまいがちなNG習慣

  • 自然乾燥のまま外出する——濡れた状態・半乾きで外に出ると、湿気をそのまま吸い込んで広がりが一気に悪化します。
  • タオルで髪をゴシゴシこする——キューティクルがさらに傷み、湿気を通しやすい髪になっていきます。
  • 根元から先にスタイリング剤をつける——根元が重くなってベタつき、シルエットが不自然につぶれます。
  • 雨の日に無理にヘアアイロンで伸ばす——一時的に伸びても、外に出た瞬間に湿気を吸って戻りやすく、ダメージだけが蓄積していきます。
  • 乾いた状態で力任せにブラシをかける——摩擦でキューティクルが傷みます。絡まりはコームで、濡れているうちに優しくほぐすのがおすすめです。

美容室でできる梅雨の広がり対策

縮毛矯正

うねり・波状のくせ毛が根本的な原因の方には、縮毛矯正が最もアプローチしやすいメニューと言われています。薬剤とアイロンの熱でくせを伸ばし、まっすぐな状態にします。効果の持続期間には個人差がありますが、半年〜1年程度が目安とされています。施術後のホームケアが仕上がりの持ちに影響するため、担当美容師に合ったケア方法を相談してみてください。

ストレートパーマ

縮毛矯正ほど強力ではないものの、ふわふわ・ボリュームが出すぎるタイプや、ゆるいくせ毛の方に向いているとされています。仕上がりが自然なストレートになりやすく、髪への負担も縮毛矯正より少ないと言われています。どちらが合うかは髪質や悩みの内容によって変わるため、カウンセリングで確認するのがおすすめです。

髪質改善トリートメント

ダメージが蓄積した髪には、補修・保湿に特化した髪質改善トリートメントが効果的な場合があります。キューティクルが整うことで湿気の侵入が起きにくくなることが期待でき、縮毛矯正・ストレートパーマと組み合わせることで効果が長続きしやすくなります。

お悩みの内容や髪のダメージ具合によって最適なメニューは一人ひとり異なります。iBRO GROUPでは、カウンセリングでお悩みをうかがいながら、髪質に合ったご提案をしています。

よくある質問

Q. 梅雨の時期だけ縮毛矯正をかけるのはアリですか?

はい、問題ありません。縮毛矯正は一年を通じて施術できます。梅雨前の5〜6月に施術しておくと、梅雨シーズン全体を通してまとまりやすくなるため、この時期に初めて縮毛矯正を検討される方も多くいらっしゃいます。気になる方はカウンセリングでお気軽にご相談ください。

Q. 雨の日はヘアオイルとヘアミルク、どちらが向いていますか?

髪質によって異なります。くせ毛・うねりが強い方や、しっかりと湿気をブロックしたい方にはヘアオイルが向いていると言われています。一方、細毛でベタつきが気になる方や、ふんわり感を残したい方にはヘアミルクやクリームタイプのほうが使いやすいことが多いです。ご自身の髪質に合ったものをサロンで相談してみるのもよいでしょう。

Q. くせ毛でないのに梅雨になると髪が広がります。なぜですか?

カラーやパーマなどによるダメージが蓄積すると、くせ毛でなくてもキューティクルが乱れ、湿気を吸いやすい状態になることがあります。また、加齢によって髪の水分保持力が変化し、ゆるいうねりが出てくる場合もあると言われています。まずはトリートメントやアウトバスケアの見直しから始めてみてください。

Q. 縮毛矯正とストレートパーマはどう違いますか?

縮毛矯正は薬剤+アイロンの熱でくせを伸ばすメニューで、強いくせにも対応でき効果が長持ちします。ストレートパーマは薬剤のみでボリュームや軽いくせを抑えるメニューで、仕上がりが自然になりやすい傾向があります。どちらが合うかは、くせの強さ・ダメージの状態・希望の仕上がりによって変わるため、担当美容師にご相談ください。

Q. 梅雨前にやっておくとよいサロンケアはありますか?

4〜5月ごろに縮毛矯正・ストレートパーマ・髪質改善トリートメントのいずれかを施術しておくと、梅雨シーズンを通して扱いやすい状態が続きやすくなります。また、傷んだ毛先をカットして整えておくと、湿気によるパサつきが出にくくなる効果も期待できます。

まとめ:梅雨の広がりは「防ぐ」ケアと「整える」ケアの組み合わせで乗り越えられます

梅雨時期の髪の広がりの根本原因は、湿気による水分の過剰吸収です。まずは自分の広がりが「うねりタイプ」「ボリュームタイプ」「ダメージタイプ」のどれに近いかを把握し、シャンプーの見直し・アウトバストリートメント・スタイリング剤の活用を順番に取り入れてみてください。ホームケアで改善が難しいと感じたときは、縮毛矯正・ストレートパーマ・髪質改善トリートメントなどのサロンメニューが根本的な解決につながることがあります。

iBRO GROUP(Hair Studio CLiC・Hair Art dix・ring Hair Haus)では、くせ毛・うねり・梅雨の広がりでお悩みの方に向けて、髪質やダメージの状態に合わせたカウンセリングとサロンケアをご提案しています。千葉市・市原市・佐倉市・茂原市の各店舗で承っていますので、お気軽にご相談ください。

TOP