
「ニットを脱いだ瞬間、髪がふわっと広がって顔にまとわりつく」「ブラッシングのたびにパチパチして、毛先がまとまらない」——冬になると、こうした髪の静電気に悩む方が増えてきます。
せっかく整えた髪が、外出前のひと手間で台無しになると、朝から気分が下がってしまいますよね。
結論からお伝えすると、髪の静電気は「髪の乾燥」と「摩擦」が重なると起こりやすくなるため、うるおいを保つケアと、こすれを減らす工夫で和らげることができます。ただし、髪質やダメージの状態、過ごす環境によって感じ方には個人差があります。
この記事では、千葉市・市原市・茂原市で展開する「Hair Studio CLiC」の美容師の視点から、静電気が起きやすい場面と原因、今日からできるセルフケア、やってしまいがちなNG習慣、そしてサロンでできるケアまで、わかりやすく解説します。
【早見表】静電気が起きやすい場面と対策
髪の静電気を感じやすい場面と、その原因・対策を一覧にまとめました。思い当たる場面から確認してみてください。
| 場面 | 考えられる原因 | できる対策 |
|---|---|---|
| ニットやセーターを脱ぐとき | 衣類と髪がこすれ合う摩擦 | 前開きの服を選ぶ、脱ぐ前に洗い流さないトリートメントをなじませておく |
| マフラーやストールを巻いたとき | 首まわりで毛先がこすれ続ける | 綿や絹など天然素材のものを選ぶ、髪を内側に入れすぎない |
| ブラッシングのとき | 乾いた髪とブラシの摩擦 | 天然毛や木製のブラシを使う、毛先から少しずつとかす |
| ドライヤーの後 | 熱風の当てすぎによる乾燥 | 8割ほど乾いたら温風を弱め、最後に冷風で仕上げる |
| 暖房の効いた室内 | 空気の乾燥で髪の水分が減る | 加湿器などで湿度を保つ |
冬に髪の静電気が起きやすい理由
静電気は、ものとものがこすれ合ったときに生じ、空気中や物の表面の水分を通して少しずつ逃げていきます。冬はこの「逃げ道」が少なくなるうえ、髪がこすれる機会も増えるため、パチパチを感じやすくなります。主な理由を3つに分けて見ていきましょう。
空気の乾燥で髪の水分が減る
冬は外の空気が乾燥しているうえ、室内では暖房によってさらに湿度が下がりやすくなります。髪は周りの湿度の影響を受けやすく、空気が乾くと髪の水分も失われがちです。水分が少ない髪は静電気が逃げにくく、ためこみやすい状態になると言われています。
ニット・マフラー・ブラシとの摩擦
静電気は摩擦によって生まれます。冬はニットやマフラー、コートの襟など、髪に触れるものが増える季節です。特にウールやポリエステルなどの素材は、髪とこすれ合うことで静電気が起きやすい組み合わせと言われています。ブラッシングも、乾いた髪に強くブラシを通すと摩擦が大きくなります。
ダメージで乾燥しやすい髪ほど起きやすい
カラーやパーマ、紫外線、ドライヤーの熱などでダメージを受けた髪は、表面のキューティクル(髪の内側を守るうろこ状の層)が乱れやすくなります。キューティクルが乱れると髪の内側の水分が逃げやすくなるため、乾燥しやすく、静電気も起こりやすくなる傾向があります。毛先ほど広がりやすいのは、根元よりダメージが蓄積しやすいためです。
今日からできるセルフケア
静電気を和らげるポイントは、「髪のうるおいを保つこと」と「摩擦を減らすこと」の2つです。毎日の習慣の中で取り入れやすいケアを紹介します。
ブラシ・コームの選び方
プラスチック製のブラシは、髪との摩擦で静電気が起きやすいと言われています。冬は次のようなブラシ・コームを選んでみてください。
- 猪毛や豚毛など、天然毛を使ったブラシ
- つげなど、木製のコームやブラシ
- 静電気対策をうたった素材や加工のブラシ
とかすときは、いきなり根元からではなく、毛先のもつれをほどいてから少しずつ上へとかしていくと、摩擦を抑えられます。
洗い流さないトリートメントでうるおいを補う
洗い流さないトリートメントは、髪の表面をコーティングしてうるおいを保ち、摩擦を和らげる役割があります。タオルドライ後の濡れた髪になじませてから乾かすのが基本です。日中に広がりが気になるときは、少量のヘアオイルやミルクを手のひらでよくのばし、毛先を中心になじませてみてください。
つけすぎるとべたつきの原因になるため、少量から試し、足りなければ少しずつ足していきましょう。
ドライヤーの乾かし方と、冷風での仕上げ
ドライヤーは、乾かし方しだいで静電気の起きやすさが変わります。次の順番を意識してみてください。
- タオルで髪をはさむようにして、こすらずに水気をとる
- 洗い流さないトリートメントを毛先中心になじませる
- ドライヤーを髪から15〜20cmほど離し、根元から乾かす
- 8割ほど乾いたら温風を弱め、毛先は乾かしすぎない
- 最後に冷風を上から下へ当てて、髪の表面を落ち着かせる
冷風で仕上げると、熱で開いたキューティクルが落ち着き、まとまりやすくなります。乾かしすぎは乾燥のもとになるため、「ほぼ乾いた」ところで止めるのがポイントです。
衣類や室内環境の工夫(素材の選び方、加湿)
身につけるものや過ごす環境を少し変えるだけでも、静電気を感じにくくなることが期待できます。
- マフラーやインナーは、綿や絹など天然素材のものを選ぶ
- 首まわりがつまったニットは、脱ぐ前に髪を軽くまとめておく
- 室内は加湿器などで湿度を保つ(40〜60%程度がひとつの目安と言われています)
- 寝室も乾燥しやすいため、就寝中の加湿も意識する
やってしまいがちなNG習慣
よかれと思って続けている習慣が、かえって静電気を起こしやすくしている場合もあります。次のような習慣に心当たりがないか、確認してみてください。
- 乾いた髪を強くとかす:摩擦が大きくなり、静電気が起きやすくなります。とかす前にスプレーやオイルで髪を少しうるおすのがおすすめです。
- ドライヤーのかけすぎ:熱風を長く当て続けると、髪の水分が失われて乾燥が進みます。
- 濡れたまま寝る:濡れた髪はキューティクルが開いた状態のため、枕との摩擦でダメージを受けやすくなります。
- タオルでゴシゴシ拭く:摩擦で髪の表面が傷み、乾燥しやすい髪につながります。
- 熱いお湯で洗う:必要な油分まで落ちやすくなり、髪や頭皮の乾燥につながることがあります。シャンプーは38℃前後のぬるま湯がおすすめです。
サロンでできるケア:リンゴ幹細胞トリートメント
ホームケアに加えて、サロンで髪のうるおいを補うのもひとつの方法です。Hair Studio CLiCでは、髪の内側からうるおいを補い、まとまりやすく整えるトリートメントを行っています。
リンゴ幹細胞トリートメント
リンゴ幹細胞には、脂質をやわらかくする働きがあるとされています。髪から脂質が失われると、ハリやコシも失われやすくなります。リンゴ幹細胞トリートメントで髪のうるおいを補い、まとまりやすく整えることで、乾燥による広がりやパチパチを感じにくくなることが期待できます。他のトリートメントと併用すると、より艶や質感を感じやすくなります。
リンゴ幹細胞トリートメントについて詳しくはこちらの記事で解説しています
フローディアとの併用
Hair Studio CLiCで一番人気のフローディアトリートメントと、リンゴ幹細胞トリートメントを組み合わせたメニューもあります。ハリ・コシ、自然なツヤ、しなやかさを目指したい方に向いています。
| メニュー | 料金(税込) |
|---|---|
| リンゴ幹細胞トリートメント | ¥4,400 |
| リンゴ幹細胞トリートメント+フローディア | ¥8,800 |
※料金はHair Studio CLiC全店共通です。
カットと同時に施術するメリット
どちらのトリートメントも、カットと同時に施術できます。毛先の傷んだ部分をカットで整えてからトリートメントを行うと、乾燥しやすい部分が少なくなり、仕上がりのまとまりを感じやすくなります。来店の回数を増やさずにケアできるのもうれしいポイントです。
よくある質問
Q. 静電気が起きやすいのは髪質のせいですか?
髪質も関係しますが、それだけではありません。細くやわらかい髪や、カラー・パーマなどでダメージを受けた髪は乾燥しやすく、静電気を感じやすい傾向があります。一方で、空気の乾燥や衣類との摩擦など、環境による影響も大きいため、ケアと環境の両方を見直してみてください。
Q. 洗い流さないトリートメントは、オイルとミルクのどちらがよいですか?
どちらにも良さがあり、髪質や仕上がりの好みで選ぶのがおすすめです。一般的に、オイルは髪の表面をコーティングしてツヤを出しやすく、ミルクは髪になじみやすくしっとりとやわらかく仕上がりやすいと言われています。毛先の広がりが気になる方は、乾かす前にミルク、仕上げにオイルと使い分ける方法もあります。
Q. 外出先で髪がパチパチしたときは、どうすればよいですか?
手のひらを軽く湿らせたり、ハンドクリームを手になじませたりしてから、髪の表面をなでるように整えると落ち着きやすくなります。持ち歩きやすいミニサイズのヘアオイルを1本入れておくのも便利です。プラスチック製のコームで強くとかすと、かえって広がることがあるため注意しましょう。
Q. サロンのトリートメントは、どのくらいの頻度で受けるとよいですか?
髪のダメージの状態や、ホームケアの内容によって変わります。カットのタイミングに合わせて取り入れると、無理なく続けやすいでしょう。気になる方は、施術の際に美容師へ髪の状態を相談してみてください。
まとめ:冬の静電気は「うるおい」と「摩擦対策」で和らげましょう
冬に髪がパチパチ・広がるのは、空気の乾燥で髪の水分が減り、ニットやブラシとの摩擦が重なることで静電気が起こりやすくなるためです。洗い流さないトリートメントでうるおいを補い、ブラシや衣類の素材、ドライヤーの乾かし方を見直すことから始めてみてください。
Hair Studio CLiCでは、乾燥しやすい冬の髪にうるおいを補い、まとまりやすく整えるリンゴ幹細胞トリートメントを、カットと同時に行っています。静電気による髪の広がりが気になる方は、千葉市・市原市・茂原市のHair Studio CLiCの店舗で承っていますので、お気軽にご相談ください。














